春の到来を知らせてくれる山菜といえば「ふきのとう」。漢字で書くと「蕗の薹」となります。よくスーパーに並んでいる「蕗(フキ)」と同じ植物で、ふきのとうは花部分です。
ただ、蕗は一般的な植物とは違う花の咲き方をするので、ふきのとうの茎が「蕗」というわけではありません。蕗は、ふきのとうが出始めてから数ヶ月後ににょきっと生えてきます。
今回はそんな不思議な植物「ふきのとう」の特徴や調理法を紹介します。
あおこばっけ味噌や天ぷらだけじゃない!よるがわオリジナルの美味しい食べ方を特別にお教えしちゃいます!
ふきのとうってどんな植物?


ふきのとうは、2月下旬から3月上旬に出始めます。その年の気温や地方にもよりますが、雪解けごろを目安にすると、食べ頃のふきのとうに出会える可能性が高いです。
そんなふきのとうですが、お弁当箱の歌でお馴染みの「筋の通ったふ〜き!」の蕗と同じ植物です。蕗は、ふきのとうが咲いた後に地下茎からでてくる、葉の柄の部分になります。
ふきのとうが育っても蕗にはなりません。育ち過ぎてしまうと苦味がつよくなる(らしい)ので、なるべくつぼみの段階で採取するとよいでしょう。
蕗と同じ植物なので、やはり香りや風味が似通っています。ただし、蕗はみずみずしいですが、ふきのとうにはみずみずしさはありません。



蕗とふきのとうでは、美味しく食べられる調理法が違います。でも、どっちも「ふき味噌(ばっけ味噌)」は美味しいかも!
ふきのとうの調理法3つ
よるがわがおすすめするふきのとうの調理法は、以下3つ!
- ばっけ味噌
- 天ぷら
- オリーブオイル漬け
どれもカンタンに作れるので、ぜひ試してみてくださいね。
ばっけ味噌


「ばっけ」とは「ふきのとう」の方言(東北)。つまり「ふきのとう味噌」ということ。ごはんに乗せて食べるとすごく美味しいですよ。
- ふきのとう(100gくらい)
- 塩(だいたい小さじ1)
- 酒(だいたい大さじ1)
- みりん(だいたい大さじ1)
- 砂糖(お好みで)
- 味噌(お好みで)
作り方
- ふきのとうを洗ってゴミを取り除いたら、塩を入れた熱湯で1分ゆがく
- 冷水にさらして、絞る
- 包丁で細かく刻む
- フライパンに、酒・みりん・砂糖・味噌・刻んだふきのとうを入れて強火で煮詰める
- 水分がなくなってきたら弱火にして味見!お好みで砂糖を足したり味噌を足したりする
味噌の種類によって適切な分量や風味は異なります。砂糖と味噌の量はお好みで調整してくださいね。
ふきのとうの天ぷら


天ぷらは、子どもには苦味が強くて苦手な人も多いかもしれません。しかし、ふきのとう独特の風味を存分に味わいたいなら、天ぷらがおすすめです。
- ふきのとう
- 天ぷら粉
- 天ぷら粉に必要な水とか
- 揚げるための油
作り方
- ふきのとうを洗って水気を拭き取る(なるべく丁寧に!)
- 天ぷら粉を作る
- ふきのとうに水に溶いた天ぷら粉を指でつける
- 170度くらいに熱した油にふきのとうを入れて揚げる
天ぷら粉の中にふきのとうを沈めてしまうと、カラッと揚がりません。指で葉っぱ一枚一枚につけるイメージで天ぷら粉をつけると、もっさり感がなく食べやすいですよ。
オリーブオイル漬け


バゲットやクラッカーに乗せたり、パスタに和えたりすると絶品のオリーブオイル漬け。
辛さはお好みで!
- ふきのとう
- オリーブオイル
- 塩(美味しいのがおすすめ)
- 赤唐辛子
作り方


- ふきのとうを洗って、塩(分量外)を入れた熱湯で1分ゆがく
- 冷水にさらして絞る
- 細かく刻む
- 器に刻んだふきんとうを入れて、ひたひたになる程度のオリーブオイルを注ぐ
- 塩(美味しいやつ)を入れて味を調整する(画像の量で小さじ1/2〜1程度)
- タネを取った唐辛子を入れる
- ラップをして3日〜1週間くらい放置しておく(その日のうちに食べても美味しいけど、辛さはない)
多少しょっぱくなっても、バゲットやパスタに合わせるので大丈夫!
ふきのとうと間違えやすい毒草に注意!
ふきのとうと間違えやすい毒草としては「福寿草」「ハシリドコロ」が挙げられます。蕾が出る時期や形が似通っていますが、福寿草もハシリドコロも毒草です。
不安な人は、採取をしないようにしましょう。
福寿草(フクジュソウ)


おすすめの見分け方は、香りを嗅ぐことです。ふきのとうは蕗に似た爽やかな強い香りがしますが、福寿草はほんのり香る程度。蕾の中をかき分けると、福寿草は強い黄色い花びらが見えます。
ふきのとうの蕾の中をかき分けても、緑色か黄緑色です。


ハシリドコロ


ハシリドコロは、やはりふきのとうと同じ時期に芽を出すナス科の毒草。蕾の状態が非常に似通っています。ハシリドコロの蕾の写真が見当たらなかったのですが、以下のサイトの下のほうに比較的わかりやすい画像がありました。
「生えているふきのとうを見たことがない」という人は、上のリンクをクリックして必ず違いを確認してください。
見分け方は、ふきのとうはざらざら(ふさふさ)した触り心地ですが、ハシリドコロはツルツルしています。ハシリドコロの香りはほとんどしないか弱いので、香りでも判断できるでしょう。



毒草を見分ける自信がない人は、絶対に採らないこと!スーパーや道の駅にあるふきのとうを買って楽しんでくださいね。
まとめ
春の味覚である「ふきのとう」は、古くから日本人に親しまれてきた山菜です。ふきのとうの芽生の季節に野山へ行けば、出会える可能性も高いです。
よるがわのおすすめ調理法は「オリーブオイル漬け」。バゲットに乗せれば、ワインにあうオシャレなおつまみになります。
ただし、ふきのとうに似ている毒草もあるので、採取には注意が必要!



毒草と見分ける自信がないなら、スーパーや道の駅に売っているものを購入して楽しんでくださいね。





