カンゾウ(萱草)という山菜を知っていますか?ちょっとした野山になら群生しているのですが、これが美味しい「山菜」と気付く人はそう多くはないでしょう。
「THE 雑草」という見た目のカンゾウですが、灰汁がほとんどなくほんのりと甘みがある野草で、似た毒草も少ないので山菜初心者にもおすすめです。
春ごろにはすこし育った状態で若芽を、夏頃には花の蕾や花を食べられます。
そこで今回は、使いやすい山菜である「カンゾウ」について、基本情報や食べ方・調理法を解説します。
あおこ毒草との見分け方も紹介するので、野山に出かけてぜひ探してみてくださいね。
カンゾウ(萱草)の基本情報


カンゾウ(萱草)は、ツルボラン科ワスレグサ属の植物で、ユリに似たオレンジ色の花を咲かせます。主に「ノカンゾウ」と「ヤブカンゾウ」の2種類があります。
出始めのカンゾウを採取する場合、ノカンゾウとヤブカンゾウの見分けはほぼ不可能です(よるがわ眼では無理です)。
日本では北海道から九州まで分布しているので、ほとんどの地域で野山に入れば見つけられるでしょう。(野山に入らなくても田舎なら道端に生えてます)
カンゾウ(萱草)の見分け方|毒草に注意!
カンゾウは、間違える毒草の種類が少ない山菜です。
あえて挙げるとしたら、有名どころは「水仙(スイセン)」「キツネノカミソリ」でしょう。


水仙は、春先に「ノビル」「ニラ」「あさつき」などと間違う人が続出する有毒植物です。
カンゾウとはあまり似ていませんが、不安な人は次の項目をチェックしてください。
- 根っこまで見て、球根だったらやめておく
- 濃い緑なら水仙を疑う
- 葉の先が丸いなら水仙を疑う




キツネノカミソリはヒガンバナ科の植物で、出始めの草の感じや花の色がカンゾウとやや似ています。
手持ちの画像がないのですが、次の参考URLがわかりやすいので必ず確認しておきましょう。
参考URL:キツネノカミソリ
カンゾウ(萱草)の食べ方・レシピ
カンゾウは、ゆがくだけで美味しく食べられるアクの少ない山菜です。
ほのかな甘みを楽しめる山菜なので、あまり調味料は加えず、シンプルな食べ方がよいでしょう。
おひたし
最も手がかからずに食べる方法は「おひたし」です。
材料
- カンゾウ
- 醤油・マヨネーズ・麺つゆ のいずれかがおすすめ
作り方
- 鍋で水を沸かす
- カンゾウを洗う
- 鍋にカンゾウを入れて1分湯で茹でる
- 冷水にさらして色止めをする
- 食べやすい長さに切り揃え、お好みの調味料をかける
ごまあえ
材料
- カンゾウ
- すりごま
- 麺つゆ
作り方
- 鍋で水を沸かす
- カンゾウを洗う
- 鍋にカンゾウを入れて1分湯で茹でる
- 冷水にさらして色止めをする
- 食べやすい長さに切り揃える
- ごまと麺つゆをまぶす
花はそのままサラダにできる
夏頃に、カンゾウはオレンジ色の花を咲かせます。カンゾウは花も食べられるので、夏を待って生でサラダに入れるのもおすすめです。
千切ったレタス・千切ったカンゾウの花・刻んだきゅうりを和えて、お好みのドレッシングをかけるだけで、彩り豊かなサラダになりますよ。
蕾は天ぷらにできる
夏頃に花を咲かせるカンゾウですが、蕾の状態を見かけたら、天ぷらもおすすめです。
作り方は、蕾に天ぷら粉をつけて、油で揚げるだけ。
我が家は「コツのいらない天ぷら粉」を使っています。簡単においしい天ぷらができるので、重宝しています。
色々あるけど、葉は「ほうれん草」と思ってよい
カンゾウの葉は「歯ごたえのあるほうれん草」というイメージです。
ほうれん草でできることは、だいたいできる、と考えて良いでしょう。やったことはないですが、和風パスタに入れても美味しいと思います。
カンゾウ(萱草)は便利な山菜
今回は、山菜の「カンゾウ(萱草)」について、特徴や毒草との見分け方、食べ方を紹介しました。
カンゾウは春に芽を出す植物で、似た毒草も少ないので山菜初心者におすすめです。
アクが少なく軽くゆがくだけで食べられる手軽さと、群生しているので入手のしやすさも、カンゾウの魅力といえます。



ほのかな甘みが美味しい山菜なので、毒草に注意して、ぜひ採取してみてくださいね。





