英語をはじめとする6ヶ国語に翻訳され、世界中で読まれている有川浩「旅猫リポート」を読んでみませんか?
有川浩さんは、他にも「塩の街」や「図書館戦争」シリーズ、「植物図鑑」なども執筆されているので、知っている人も多いのではないでしょうか。
旅猫リポートもとても素敵な作品です。もし購入を迷っているなら、本記事を参考に、ぜひ読んでみてくださいね。
「旅猫リポート」レビュー・あらすじ|オススメ度★★★★★
画像出典:ebookjapan
旅猫リポートは、主人公が飼っているカギしっぽの野良猫ナナの引き取り手を求め、旧友たちを訪ねて旅をする物語。
視点は旧友たちであったり、ナナであったりしますが、特に猫目線のナナの語りが非常に面白く、ぐいぐい引き込まれていく力があります。
しかし、最後に悟がナナの引き取り手を探さなければならなかった「のっぴきならない事情」が明らかになると、もう涙なしでは読めません。
わたしは、涙でページを捲るのがだいぶ遅くなりました。
旅猫リポート 総評|笑いあり、涙あり
悟とナナの確かな絆や、悟の愛情深さが胸を打つ、感動作です。
読みやすい文体で、イメージがとても広げやすく、特に心理描写は淡々としていながら濃いように思います。
主人公ののっぴきならない事情が明かされる前はのんびりとした雰囲気で、明かされた後は涙なしでは読めないというメリハリのある構成も、本作の強みといえるでしょう。
のんびり部分は幸せで、本当に幸せで、楽しくて、微笑ましい。その部分が深い愛情にあふれているからこそ、最後がより鮮明に胸に響いてくる。
素晴らしい構成力。そして、なんと魅力的な文章力。
特にナナの語りが面白く、生き生きと描かれているせいか、猫目線の話でも共感してしまう力がありました。
旅猫リポート、というタイトルなだけあって、その土地の情景描写も素晴らしい。田園風景はぱっと脳裏に広がるし、北海道の広さもわーーーーっと広がるようでした。
旅猫リポートが読めるおすすめの電子書籍3選
ebookjapan
eBookJapan
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- 単行本版:1,257円→377円
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まとめ
今回は、英語をはじめとする6ヶ国語に翻訳され、映画化もされた人気小説「旅猫リポート」について紹介しました。
情景描写が秀逸で、脳内に情景が広がっていく作品です。構成も素晴らしく、多くの人が胸を打たれる作品なのではないでしょうか。
もしあなたの心が疲れているなら、ぜひ読んでみてください。ちょっと心が温かくなるでしょう。
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