恩田陸作の「蜜蜂と遠雷」は、本屋大賞と直木賞のダブル受賞で話題になった作品です。
しかし「話題になっているけど、本が分厚くて読める気がしない」「本当に買って損をしない?」という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、読んでおいて損はない「蜜蜂と遠雷」という作品について、読んだ感想をレビューします。
これから読もうかなと考えているなら、ぜひ参考にしてください。
「蜜蜂と遠雷」レビュー・あらすじ|オススメ度★★★★★
画像出典:ebookjapan
本を持った時「分厚くて読むの大変かな」と思ったのですが、結局一日ですらすらと読んでしまいました。
※この本のタイトルを、まちがえて読んでいる人をよく見かけます。蜂蜜でも、春雷でもなく「蜜蜂(みつばち)」と「遠雷(えんらい)」です。
あらすじ(概要)
ひとことでまとめると、国際ピアノコンクールの物語となります。
主な登場人物は、次の4人です。
- 子供のころに天才少女と呼ばれていたが、母の死をきっかけに表舞台から姿を消した音大生、栄伝亜夜(20歳)
- ピアノをあきらめきれず、生活者の音楽を追求する妻子持ちサラリーマン、日高明石(28歳)
- 演奏歴やコンテストの経験もなく、自宅にピアノすらない少年だが、ピアノの大家の唯一の弟子、風間塵(16歳)
- 優勝候補で亜夜と幼いころにピアノを弾いたことがある、マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(19歳)
この4人がコンクールの中で影響しあい、成長し、克服していくお話がメイン。
音楽についての描写がすさまじく、曲を知らなくても脳内に音楽が流れる作品です。
もちろん、知っている曲はそのまま脳内に流れ、物語の世界観を広げていくのに役立つだろうと思います。しかし、旋律を知らなくても、脳内にピアノの様々な音が流れていきます。
素晴らしい、というよりも、すさまじい、と評価したい作品です。
「蜜蜂と遠雷」の総評:読むしかない
音楽好きでなくても楽しめる作品ですが、音楽が好きならもっと楽しめる作品です。
情景描写が丁寧で美しく、すらすらと読めてしまう魔力があります。
情景描写が細かい場合、読んでいて鬱陶さを感じる作品も少なくありません。しかし、この作品はどんどんイメージが広がっていく奥行きがあります。
情景描写が素晴らしいからこそ、読者に音楽を聴いているかのような迫力をもって心を打つのではないか。ここ数年で読んだ作品の中で、一番のオススメ作品です。
「蜜蜂と遠雷」が読めるおすすめの電子書籍3選
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幅広いジャンルを扱っているため、漫画やラノベ、実用書などをよく読む人にもおすすめです。
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- 蜜蜂と遠雷(上):826円→248円
- 蜜蜂と遠雷(下):826円→248円
- 祝祭と予感:596円→179円
実質合計675円(税込)で購入できます。他にも気になる作品があるなら、ebookjapanの初回クーポンを活用すると大変お得に読めるでしょう。
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まとめ
今回は、本屋大賞&直木賞のダブル受賞で話題となった恩田陸「蜜蜂と遠雷」を紹介しました。
なぜか脳内を流れるピアノの音色は、読んでみないと意味がわからないでしょう。読んでみると、素晴らしい光景と旋律のイメージが広がり、ページをめくる手が止められないほどに魅力あふれる作品です。
傑作とも言える作品です。ぜひ読んでみてください。
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